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晩秋の明徳公園散策会




 勤労感謝の日11月23日(木)の次の日が、県民の日学校ホリデイとなり4連休となった。そのためか今日の25日(土)の散策会の参加者は昨年より6名少ない33名であった。

お子さんは昨年5名、今年は女の子1名であった。

観察はイロハモミジから始まった。

「葉の切れ込みが5以上を紅葉(もみじ)、

それ以外の切れ込みの少ないのが楓(かえで)です。

分けているのは日本だけで、外国ではカエデ属を全てmapleと呼んでいます。

因みに、カエデの名の由来は蛙の手からきています。」

 何故イロハモミジというのかを家に帰って調べてみた。

葉の切れ込みを「いろはに・・・」と数えたからとのこと。

「こちらは葉が大きいのでイロハモミジと区別してヤマモミジと呼びます。」

「これは、トウカエデで江戸時代、唐から入ってきました。三角楓とも言います。」

「紅葉(こうよう)と読むと葉の色が赤や黄色に変わる現象のことです。」

「へぇ!結構難しいなぁ。」勉強はともあれ、青空をバックにした素晴らしい紅葉を楽しむことができた。

 次は、明徳公園の「どんぐり」。1年ごと実をつけるアラカシ、コナラ、そして

2年目に実をつけるアベマキと、2年待てば美味しいマテバシイ、あく抜きしなくても食べられるスダジイが生育している。

 今年はドングリなど不作のためクマが里に下りてくるというニュースを目にする。

こんなに多くのドングリがあるのにと思うが、温暖化で実をつける時期がずれた、ためなのだろうか。

 秋は色んな実を見たり、食したりすることができる。

風で葉がそよぐソヨゴ、鳥モチがとれる木だが、苦労がない金持ちのクロガネモチ、 

扇の要(かなめ)に使用されるカナメモチ、ギリシャ語で火のように赤い実ととげの

ピラカンサ、万両や千両に比べひっそりした実で別名十両と言われるヤブコウジ、湖畔に生育していたノイバラなど赤い実を観察する。

「この実は食べられるの?」スタッフの一言「死ぬかもしれんが、1回は食べられるよ!」

怖いジョークだ。弾性があり、しなるので弓に使用されるマユミの愛らしい赤い実は、少量でも吐き気下痢引き起こすという。キノコと同じでプロ中のプロに教えて

もらわないと危ないことになる。観察するだけが無難のようだ。

周りが高齢者ばかりで退屈であったろう、小学2年生の女の子。「面白かった!!」と。

野山の自然は、「人の集い」を超える楽しさがあるようだ。

 




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1 comentario


今年は近くの石神井公園の秋の紅葉が遅いそうですが もう冬の時期に入っているんですね。年末の忙しい時期がすぐそこなので どうやって手を抜くかを考えています。どうぞお体にご留意されて 良い新年をお迎えください。奥田英子

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