洋酒
- 加藤 誓(ちかい)
- 2022年9月30日
- 読了時間: 3分

最初の洋酒は学生時代のサントリーレッドのコークハイ。
角は高級品で あった。
葡萄酒「赤玉ポートワイン」を有名なワインだと思っていた。
その後の洋酒としては、昭和41年頃、大勢の若い女性が接客する カクテルバーが一時であるが流行した。
ジンベースはオリーブ実入りの「マティーニ」お洒落な色の「ブルームーン」 ライム味で口当たりの良い「ギムレット」ウオッカベースの 「スクリュードライバー」グラスの縁に
砂糖をまぶしたテキーラの 「マルガリータ」チェリー入り
ウイスキーベースの「マンハッタン」など有名な ショートカクテル。
そのバー独自作成、命名の「夜明けのスキャット」とかジントニックなど の
ロングカクテル等など、同僚らとよく通ったものである。
その後の洋酒としては、スナック、会員制クラブなどのキープとしての酒である。
スコッチウイスキーは「マッカラン」「オールドパー」か「シーバス」
ブランデーは 「ナポレオン」「XO」が定番だが高価である。
そこで私はバーボンにした。
しかし「ハーパー」「フォアローズ」「ターキー」「アーリー」 「ジャック」などは安くみられるため、競馬の付いた8角形の瓶の「ブラントン」を置いて いた。
もう一つ、もっとも安いカーボーイ時代のえぐいバーボン「エライジャクレイグ」も ユニークな名前と飲み比べのため置いていた。
スコッチは「Whisky」でバーボンは「Whiskey」と表示が異なるのも話題にした。
今は、「響」「山崎」「知多」などジャパニーズウイスキーはスコッチより遥かに
高価になった が、当時はまだ安くみられていた。
クラブやバーなどでは、ブランデーすら「水割り」が主体である。
しかし隠れ家のショットバーでは、ウイスキーはストレートかロックで、
「チェイサー」 (後追い物、一般的にはお水)で味を楽しみ、ブランデーは勿論
「ブランデーグラス」を 手で温めながら香りを楽しんでいた。
中華料理には、うるち米を原料にした「老酒」を少し温めて頂いた。
本格的なところでは、瓶ではなく壺から汲み上げた、氷砂糖を入れなくとも甘い
「紹興酒」 であった。
以前北京に行った時「白酒」(パイチュウ)を頂いた。
50年前、田中角栄首相が毛沢東、 周恩来と「乾杯」(カンペイ)した酒である。
小さな盃で頂いたがアルコール55度喉が焼ける。 一旦焼いてから本格的に飲む。
水などで割ったりしないストレートで頂くのだ。
爽やかで、 甘味も感じた。
「日本酒」に続き 呑み助の長い話に、お付き合い頂き感謝を申し上げます。
しかし、酒にはまだまだ、「焼酎」「泡盛」そして、「ワイン」があります。
また、お付き合い下さい。
えぇ! 矢張り「呑み助」には付き合い切れないって! そんなこと言わないで!
井上陽水のクレイジーラブでも聴きながら、ウイスキーをいただきたくなりました。