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プロ野球


バンテリンドームで「中日対広島」を息子と一緒に観戦をした。 私は、中部日本新聞の影響か、杉下、空谷、西沢などが活躍した 小さい頃からのドラゴンズフアンである。

  そして、カープがセリーグ初優勝し、広島の繁華街、薬研堀の あちこちで樽酒を振る舞い

大騒ぎしたその頃の 10 年間、広島に 住んで

いたこともありカープも好きである。

息子は、根っからのカープフアンである。名古屋にも気を使ってか、カープ堂林(中京大中京 出身)のユニホームを着用している。

 観戦の席は息子の希望で、ビジター外野応援席であった。

 周りは赤帽子に赤のユニホーム、赤のカンフーバット、赤一色である。

 そして応援団のリーダーが前に立ち、手で合図する。

 一斉に「おーおっ、それ、き・く・ち」 続いて太鼓、トランペットが鳴り響く。

カンフーバットを振り叩き、「かっ飛ばせ菊池!」と叫び ながら立ったり座ったりを

何度も繰り返す。私の頭の上には、大きな赤い応援旗がぐるぐる振られ ている。

 隣の席の息子も大声で立ったり座ったり、応援団にすっかり溶け込んでいる。

 そこに場違いのジャッケット姿の私が座って居る。やかましく、野球観戦どころでない。     腕を組んで、周りを観察する。若者が多い。カープ女子も多くいる。食事をしているような人は 見かけない。年齢的にも私のような高齢者はいない。

 なるほど、これが応援席か、と感心していたら、点が入った。 「わぁー!」と歓声。

花咲か爺さんの替え歌「宮島さんの神主が・・・!」トランペットと太鼓 に合わせ

大合唱!そしてハイタッチ。

じっと座っているのは私だけで、何となくおかしいので取り敢えず立ち上がり息子と

ハイタッチ。

 ラッキーセブンには、「それ行けカープ」がドームに響き渡る。

  やっと、中日のラッキーセブンとなり、周りが静かになる。

 マスコットキャラクターの「ドアラとシャオロン」がチアドラ17名と登場。

「燃えよドラゴンズ!」。「ドアラのバック転タイム』は無くなり、ドアラは持参したドラムの周り をリズムをとる様に廻っていた。

  F ガールの「きつねダンス」がブームであるが、チアドラも歴史もあり、人気の

チアチーム である。

チアドラは、ビジター外野応援席前には来ないので、双眼鏡でチアドラダンスを楽しんだ。

 「コロナ禍の制限」のない応援が出来るようになったのは素晴らしいことである。

 今までのうっぷんを晴らすかの様な観客の興奮状態を今日は楽しく見せてもらうことが

出来た。

 21 時過ぎに女房が待つ家に帰った。

 女房は、高校野球フアンで「ここでバンド!」とか良く知っている。

  WBC の試合も、にわか大谷フアンとなり、必死にテレビの前で応援をしていた。

 ところが、プロ野球は全く分からないと言う。応援する球団がなく興味がないのは理解

出来るが、 「プロ野球と高校野球」はルールも違うからと言う。

「じゃ、WBC は?」「あれはプロ野球とも違 うし高校野球とも違う。」

益々、私には理解できない。

ただ、「息子のカープ」は気になるようだ。 「今日は、カープ勝った?」と息子に聞く。そして「良かったね!」と。

 私には、どうだったかも聞かなかった。


 
 
 

1 Comment


Guest
Apr 19, 2023

WBC以来 野球はニュースにも良く取り上げられるようになりましたね。昔イチローさんの試合を観にシアトルやにNYに行きました。人形やバッジなど購入しましたし サインボールも持っています。あれからしばらく野球熱は収まっていましたが 大谷さんの活躍でまた血が騒いできました。やはり野球は良いですね。野球の映画「ィールド オブ ドリーム」は一番のお気に入りです。 奥田英子

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