早春?みぞれ降る猪高緑地散策会
- 加藤 誓(ちかい)
- 3月11日
- 読了時間: 2分

令和7年3月8日(土)は、みぞれの降る寒い日で、27名が 傘を差しての「猪高緑地自然散策会」となった。
今年は、まだ花粉症にはなっていないが、塚ノ杁ヶ池の大杉 が気になり写真を撮った。まだ花粉は飛んではいない。 ハンノキの古い雄花も道に落ちていたが花粉にはまだ早い。
ヤナギやガマズミ、ミツバツツジも芽の状態であり、1月には 咲くスイセンは今が盛りであり、ビワの花も咲いたばかり、カワズサクラもまだつぼみの 状態で、今年の里山に春が来るのは例年より2~3週間程遅い様だ。
そのためか、タンポポやオドリコソウなど、春の花を探すがなかなか見つからない。
日当りの良い井堀の棚田でやっと、オオイヌノフグリ、タネツケバナの小さな花を見つ け、枯れ葉に隠れている小さなセリを見て、ほんの少しだが春が近づいているのを知る ことができた。
登り径の脇に、葉の下に赤い実が垂れるマンリョウを見つけた。因みにセンリョウは葉の 上に実を付ける。
また赤い実を見つけた。「これは中に棲みついた虫のため、実が変形したもので、通称 アオキの虫こぶといいます。」とスタッフの方が教えてくれた。
また、スタッフの方には、浅い池の底にいたニホンアカガエルの卵を手にすくって見せて もらい、また用意してくれていた珍しいメジロの巣も見せてもらい感謝、感激!
昨年の散策会で有名になった「キノコ博士ちゃん」が今年も参加していた。
「このキノコは、何?」と聞くと「カワラタケです。」「これは?」「それも同じで、七面鳥の しっぽとも言われています。」4年生になり、落ち着きができたのか静かにホウロクタケや ヒイロタケも教えてくれた。
散策の小径は、「払っても、払っても女房についてゆく初老の亭主」に例えられる「濡れ 落ち葉」でぎっしり。
滑らない様に足元を見ながら進むと、大きなカシワの葉や「グーチョキ パーの葉」で知られるカクレミノの葉などを見付けることが出来た。
みぞれから、小雨となった。
帰宅後、関東は雪とのニュースであるが、この天気が早く、大船渡市に移り山火事が鎮ま
ることをただ祈るばかりである。


Comentarios