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明徳公園3回目散策会


2日続きの雨も上がり、私にとって3回目の「初夏の明徳公園散策会」がスタッフ 12名、参加者40名程で開催された。過去2回勉強したので 「ネジバナ」「キツリフネ」「アカメガシワ」をはじめ他の植物も 同じ場所に同じように生育しているのを確認できたが、雨上がり の所為か前より生き生きとしているようにも思えた。

  ただし、明徳公園の名物である「エドヒガンザクラ」は周囲の木々を切って陽が 射すようにしたものの、殆ど枯れ一部分しか生きていない状態であった。また、散策 途中キクイムシにやられ切り倒された木もあり植物界も大変なようである。

明徳公園の自然も毎年同じように見えるが、少しずつ、どこかが変わっているの だろう。

 日頃、目にするクローバー「シロツメクサ」の名前の由来を教えてもらった。

江戸時代、オランダからのギヤマン(ガラス製品)の輸送の際に「詰め物」として 使われていたから「詰め草」とのこと。

 「オオバコ」(車前草)は人の足や車輪で種を運んでもらっているので、人が通ら ない所には生えていないんだそうだ。オオバコは、薬草で鎮咳、利尿作用があり漢方 にも用いられている。

 同じく薬草なのが、「ドクダミ」で十薬と言われ解毒・便通・ 利尿などの薬効で知られている。「ハンゲショウ全草」「ネムノキ樹皮」「コナラ樹皮」 「シャシャンボ果実」「ジャノヒゲ塊根(麦門冬:鎮咳)」「トウネズミモチ果実」も 薬用植物である。

 動物に食べられない様トゲで守る「カラスザンショウ」「ヒイラギ」 も観察した。

 名古屋市準絶滅危惧種に指定されている「ザイフリボク」は4月末に咲く花を戦国 武将の「采配」に見立てて「采振り」が名前の由来とか。

 「これはタカノツメです。」「えっ?トウガラシじゃないの。」帰って調べたら、冬芽 が鷹の爪に似ているので付けられた名前で唐辛子のタカノツメとは関係なし。 若芽は山菜として食するとのこと。

 なかなか見つけることができない「エンシュウムヨウラン」をスタッフの方の 前調査のお蔭で見ることが出来た。

  黒い種を付けたイネ科の植物を「これ何?」と参加者に聞いてみた。「アメリカ スズメノヒエでキシュウスズメノヒエではない。」と分類まで。詳しいのにびっく り!

 これは3回程度では、だめだ。そうかと言ってズボラな私は、独学で勉強する ことは

無理。これからも散策会に参加して、色々教えてもらうことにした。




 
 
 

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