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洒落言葉(ギャグ)


「ギョギョギョ!」ハコフグの帽子で「さかなクン」がテレビ画面一杯 に登場。魚について詳しいのに感心するが、絵も上手、明るいキャラクター で大げさなアクションも嫌味でない。

 「一ギョ一会」「ギョ一緒に」「ギョ年の月日」など「さかなクンのギャグ」 であるギョギョ語が更に番組を面白くさせている。

 ところで、このギャグであるが、近年「オヤジギャグ」と若者につまらないと馬鹿にされる傾向 がある。

 しかし、我ら年代では、ギャグは「洒落」と言って難しい話でも咄嗟に機転を利かし、

ふっと 笑いを誘い、相手に和みを与える高級な話術なのである。

 私が中学で英語を習い始めた頃、親父が「これ分かるか。」と外国語みたいな単語を

しゃべりだ した。

 「オストアンデル」「ヒネルトジャー」「サイテヤーク」「アリヨール」「スルトヒーデル」と。 そうです。

 ご高齢の皆様はご承知の単語「饅頭」「水道」「鰻」「砂糖」「マッチ」である。

 今年も「ヒビブラーリー」の生活ではあるが、6月は「高齢者交通川柳応募」の宿題に、ない頭 を絞っていた。 「

 川柳は、洒落・ギャグなのである。

  自慢作 「渡るまい  三途の川と  黄信号」

  若者に「キセル?」と聞くと「不正乗車。」と答える。

 キセルは「タバコを燃やす雁首の所と吸い口の両端のみ金」で出来ており、両端のみ切符を買う 不正乗車に例えた洒落語が有名となり、元の語である「タバコを吸う道具」は今は使われることも なく死語となってしまったのである。

  「今日の飲み代あなたは、ロハだよ!」と先輩の洒落。「ロハ」を漢字で書くと「只」、「ただ、 だよ!奢り!」ということになる。

  会社名や商品名でこの手があるが、覚えてもらうには良いが薄っぺらな感じもする。 「アスクル」明日来る通販会社、「アステラス製薬」明日照らす製薬。

 製薬会社ではだじゃれのオンパレード、研究よりネーミングに力を入れているかと思われる小林 製薬。

 「ブルーレットおくだけ」「さぼったリング」「ナイシトール(内脂取る)」「ナリピタン(耳 鳴)」「ガスピタン(おなら改善)」「ケシミン(シミ改善)」など、これも洒落と言えるのか、 駄洒落なのか、それは製品の効果で決まるのだ。

 「18 と 81 の違い」(誓作の一部)これも洒落。

 「胸がドキドキときめくのが 18 歳  胸がドキドキ心配なのが 81 歳」

 「金も時間もない 18 歳  金も時間も使えない 81 歳」

 「用があるのに寝坊するのが18歳  用もないのに早起きするのが81歳」

  大喜利や落語も、洒落である。

 

 そろそろ、落ちである。「ダジャレを言ったのは誰じゃ」

  でも最後に一言「ロシアはおそろしあ」

 
 
 

1 Comment


面白く読ませていただきました。前回の植物の写真に和み 今回の洒落言葉に私の父が 袴を「スワルトバートル」座ると場を取る と言って笑わせていたことを思い出しました。月曜日は老人の日ですが 祝われるのはあまり嬉しくないでね? 

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