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重陽の猪高緑地散策会


9月9日重陽の日、猪高緑地自然散策会が参加者60名弱で

始まった。「こども&大人」コースに分かれたが、いつも参加のスタッフのお孫さん(小3)が初めてジィジィとは別の大人9名の「棚田コース」に参加し大人達の癒し的存在となった。

早速、初秋を感じさせる草花が私達を待っていた。

秋の七草のヤマハギに似ているが、ひっつき虫のひとつ「ヌスビトハギ」や「ヤブハギ」

お盆に飾る「ミソハギ(禊萩)」や紅白の水引の様な「ミズヒキソウ」をスタッフの方が

教えてくれた。よく似ており教えてもらわないとその区別もつかない。

 もうひとつの野生の七草である「クズの花」も私達の目を楽しませてくれた。

 因みに、秋の七草は

「ハギ・キキョウ・クズ・フジバカマ・オミナエシ・オバナ・ナデシコ」である。

秋の野生の花の代表である「ツリガネニンジン」の花が棚田の土手に、田んぼの中には黄色が目立つ「ヒレタゴボウ(アメリカミズキンバイ)」が咲いていた。

ノビエの穂は真っすぐ伸び、稲の穂は出初めで、まだ、こうべを垂れてはいない。

 日当たりの良い所に来た。

「クサギ(臭木)」の可憐な花と、それの実は花とは真逆な派手なピンクの星の中に

紫の実(染料にもなる)を付けていた。葉などは嗅がなかったが名の如く臭いのだそうだ。

「井堀の大クス」の坂を上り、最後の平らな道に着いた。

出発から2時間近く経ったが、昨年と違って何故か疲れていない。

 周りの草花を見つける気力あり。スタッフの方に草花の名前を色々尋ねる。

小さな花は「キツネノマゴ」で花の先に穂が出ており、ハチが停まっていた。

小さな狐の尻尾のような穂の形から名前が付いたとのこと。

「ヤブミョウガ」の花と実、「ガガイモ」や紫の「ヤブランの花」を教えてもらう。

湿った所には、外来種の「ベニバナボロギク」や花粉症の原因ともなる「オオブタクサ」が生えていた。

今回の散策ではあちこちで「色々なキノコ類」を多く見つけたが、キノコ類の分類は

難しいようでスタッフの方も「キノコです!分かりません!」と言っていたが、ひとつ

だけ「コフキサルノコシカケ」を教えてもらった。


小3の僕はあちこち走り回り、虫を見つけては楽しんでいたようだが、私はその行動力に

ついて行けず「若いというのは、凄い!」と自分の歳を再認識した。

恐らく他の8人の大人も「自分の歳を認識した散策会」であったろうと思う。




 
 
 

1 Comment


Guest
Sep 12, 2023

小さな子のまっすぐなパワーは素晴らしいです。アイドルの計算した元気とは違って(お好きでしたらごめんなさい)自然にあふれるから無敵のパワーです。

小さな子ではなくとも、家主様のアクティブな日々もとんでもないパワーを放っていらっしゃいますよ、気づかぬうちに。

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